不動産ディベロッパー 2020就活編 ②

こんにちは!小金持ちを目指すkawagutuman です。

 

前回の①の続きで、今回は住友不、森ビル、野村不について述べていきます。

 

あくまで私の個人的な意見ですので参考程度にご覧ください。

 

 

「住友不」: 財閥系ながらも、始まりは小さな会社で今日の地位を築くまで相当に頑張って来ている会社。利益を追い求める姿勢がどの会社よりも強い印象。都市再開発に非常に強みがあるというのはつまり、地権者との交渉や用地取得が他社よりも強いということ。それらは全て総合職社員の気合、気合、気合。という感じ。

 

その成果も実ってかここ数年は非常に高い成長率で、三菱地所との差がかなり縮まっており、これからの景気次第では順位が入れ替わる可能性すらある。

東京在住の方なら普段から見かけると思うが、主力のアセットは賃貸オフィスビル。自分達で建物を長期保有し、売却しない方針が上手くハマり、最高益を更新し続けている。

マンションも日本一を取り続けている。タワーマンションを中心とした高級層相手の建物からファミリー向けのマンションなどこちらもたくさんのラインナップがある。

羽田空港のコンペ案や各政令指定都市での積極的な開発など様々な所に積極投資してこれからが楽しみな会社。

 

給料水準はものすごく高い。基本給が高い上に、ボーナスにレバレッジが聞くため一本は当たり前で二本を得る事も可能かもしれない。

が、しかし、コストパフォーマンスは大変悪いと思われる。真偽のほどは不明だが新入社員から相当働かされるらしい。

こちらのインターンも参加させて頂き、本選考で社長とも話したが、用地取得や再開発における交渉で身につけた「無言の圧力」がものすごく強い。メンタルの弱い私には圧倒的な向かないと判断。しかしながら、心身ともにタフで仕事中心の生活を営み、有り余るほどのお金が欲しいという方には非常に良い環境であると感じた。

 

 

「森ビル」: こちらもインターンに参加させて頂いた。まずもって、オフィスが凄い。六本木ヒルズの35階くらい。勝者になった気分になる。しかしながら、働いている社員さんはどちらかというと大人しめで、非常に好感がもてた。保有している土地のほとんどが港区に集中しており、転勤リスクもほとんどない。(海外勤務は若干名あるらしい)

就活を通して森ビルに行きたいと言っている人をよく見かける理由が分かったインターンであった。

文系理系関わらず、会社に入ってからも建築をよく勉強している方が多く、建築好きな人にも非常に良い環境であると思う。

 

ここまで良い点づくしの会社だが、私は本選考に参加しなかった。その理由として、

・1案件ごとの開発が国内最大レベル&再開発事例で何十年単位で時間がかかるため。よって自分が入社しても関われる案件が極めて大きい建物の開発における、ものすごく細かい部位についての仕事となる。これは学生には想像し難いが、社員さんに聞いてみると、「1人で決められる中小物件の方が断然楽しい」だそうだ。

虎ノ門の開発が終わると、次の開発をできる余地がある土地を保有してるの??と思ったため。これはもちろん企業の機密事項であるため真偽のほどは不明だが、東京にはもう大開発の用地があまりない事は有名な話。

・開発の前線に立たれている人は極めて優秀そうな人が働いておられたが、人事部の人にややポンコツ感がある。これこそ完全に私の主観だが、インターンの際にこう感じた人は他にも多かった。まぁこれは今年だけの話であろう。

・売上高、営業利益共に大手に比べてかなり劣る。不動産、港区、大規模案件に集中しているため、経営としてはかなりリスクのある投資をしているように感じた。これをどう捉えるかは個人の判断で誰にも分からない。

 

 

「野村不」: 総合不動産ディベロッパーの中で最もマンションに売上高を頼っている会社。建築設計に力を入れているらしく、建築系の学生を積極的に採用している。コレ!といった特徴がない会社で五大ディベロッパーの五番手と言われているが、人口減の影響を最も顕著に受けるマンション事業に主軸を置いているため、これからが本当の正念場になりそうな会社。

就職活動を通して、何故この会社を選んだのですか?の質問に対する答えが「人」と言ってくるタイプ。他社との比較において優越する点が特にないためそこを推すしかないと思われる。

 

日本の不動産業というのは現状、どの場所をどの値段で買うかが最も大事で、上に立つ建物には会社の個性を出すような付加価値に差を出せないそうだ。(森ビル・NTT都市開発の社員さんより)したがって用地取得に強みがある財閥系や既に土地を保有している電鉄系が強く、マンション主軸である野村は、、、、という印象。

 

 

 

少し長くなってしまいました。引き続き他社についても次回述べようと思いますのでよろしければご覧ください。